療育用語解説

言語聴覚士(ST)とは?|発達障害児の療育用語

言語聴覚士(ST)とは?

言語聴覚士(げんごちょうかくし)とは、
1997年にできたリハビリに関する国家資格です。

リハビリというと歩行などの練習をする「理学療法士」や「作業療法士」が有名ですね。

言語聴覚士は言葉のリハビリスタッフです。

言語聴覚士は、英語で、
Speech Language Hearing Therapist
と言います。

そのため、最初と最後の頭文字をとってST(エスティー)と呼ばれたりもします。

言語聴覚士の分野

一口に「言語聴覚士」と言っても、その仕事内容は分野によって様々です。

一番メジャーなところでいくと、
脳卒中などによる「失語症」や、
食べることの障害である「摂食嚥下障害」のリハビリがあります。

これらは大人の方の疾患である場合が多く、
言語聴覚士が働く現場としては「成人分野」と言われたりします。

小児分野の言語聴覚士

一方で、お子さんを対象にリハビリを行う言語聴覚士を文字通り「小児分野」の言語聴覚士と言ったりします。

「小児分野」もまた細かくジャンルがあるのですが、大きくは
自閉症や学習障害などの「発達障害」
発音の練習をする「構音障害」
「ダウン症」「脳性麻痺」などの先天疾患、
そのほか知的障害や言葉の全体的な遅れである「言語発達遅滞」などなど。

いずれにせよ、お子さんを対象にトレーニングや指導を行いますので、
「リハビリ」というよりは「教育」とか「指導」とか親御さんへの「アドバイス」といったイメージに近いかもしれません。

近年、発達障害という言葉を耳にすることも多くなり、
小児分野の言語聴覚士の活躍の場も広がりつつあります。

しかしながら、
言語聴覚士全体で見ると小児分野は成人分野と比べると人数が少ない現状があります。

「ことばのまど」の言語聴覚士

「ことばのまど」に携わるのも、そんな小児の臨床経験がある言語聴覚士です。

実際に現場のお子さんと培ってきた経験をもとに、評価やアドバイスを行います。

興味のある方は、ぜひお立ち寄りください。

お子さんの発達評価&課題の提案を行います 言語聴覚士(ST)による発達サポート1カ月分

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