療育用語解説

音韻意識とは?|発達障害児の療育 用語解説

音韻意識(おんいんいしき)の意味

 音韻意識とは、言葉の音に着目し操作できる能力のことです。

 例えば「くるま(車)」という単語は「く」と「る」と「ま」でできています。
 「くるま」の「く」と「きく(菊)」の「く」は同じ音です。

 音韻意識があるということは、こういったことがわかるということを指します。

 音韻意識があることで、私達は耳で聞いた音を分解したり文字にあてたりすることができます。

音韻意識の解説

 私達は初めて聞く単語でも、それをおおよそ文字に書くことができます。

 「くるま」という文字を見なくても、「くるま」と耳で聞けば3文字の単語であるとわかります。
 「くるま」の2番目の音は「る」であるということもわかります。

 これらができるのは音韻意識の能力が備わっているからです。

 音韻意識はさらに具体的に見ると「音韻分解」「音韻抽出」などの能力があります。

 音韻分解とは、「くるま」と聞いて「く・る・ま」と3文字であるとわかることです。

 音韻抽出とは「くるま」の3番目の音は「ま」であり、「ま」で始まる単語は例えば「マスク」などがあるとわかるということです。

音韻意識の例

 「くるま」の1番目の音は「く」で、2番目は「る」で3番目は「ま」であるという感覚は私達大人にとっては当然のことのように感じます。
 しかし幼児期のお子さんにとってはこれが難しかったりします。

 音韻意識は読み書きや発音の能力に影響します。

 自分が言ったり聞いたりする音を1文字ずつ捉えることができなければ、文字に書いたり正確に発音することは難しくなります。

 子供達のことばの発達において、音韻意識は重要な能力の1つになります。

 音韻意識が備わってくると「しりとり」といった言葉遊びが可能になります。
 そのため、音韻意識を促す場合はその子にあった学習と遊び双方を行っていきます。

おわりに

 「イルカは軽い(いるかはかるい)」は反対から読んでも同じ文になります。

 こういった回文を理解するのも音韻意識があってこそです。

 「音韻意識」という言葉自体は一般的にあまり馴染みはありませんが、それが指す能力を私達は日頃当たり前のように使っています。

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