療育用語解説

構音訓練とは?|発達障害児の療育 用語解説

構音訓練とは?

発音や滑舌のことを医学的に「構音(こうおん)」と言います。

構音訓練とは、発音や滑舌のトレーニングをすることです。

とは言っても英会話やアナウンサーの滑舌の練習を指すわけではなく、

一般的に「構音訓練」と言うと
発音の障害に対するリハビリ、
あるいは子供達の日本語の音の矯正
を指すことが多いです。

構音訓練の解説

構音に明らかな困難さがある場合を「構音障害」と言います。

構音障害はその原因によりいくつか種類があります。

当然ながらどんな種類の構音障害か、その状況や程度によって構音訓練の内容は異なります。

構音障害については上記をご参照ください。

構音訓練の実際

構音訓練の実情は大きく分けると2つあります。

1つは脳卒中などに伴う、大人(成人)の構音訓練です。

もう1つは疾患の有無は人によりますが
子供(小児)の構音訓練です。

口の天井に亀裂がある「口蓋裂」や、
聞こえの障害である「難聴」など、
特定の疾患があると構音障害を呈する場合があります。

また、

明確な疾患がなくても口腔運動の不器用さから、適齢期になっても発音がうまくできないお子さんもいます。

こういったお子さん達は構音障害の分類としては「機能性構音障害」と考えられ、小児の構音障害では比較的多いケースになります。

構音障害が完治するか否かは個人差がありますが、

適切な時期に適切な練習を行えば、機能性構音障害は改善される可能性があり、俗に「治る障害」とも言われています。

おわりに

お子さんの滑舌が構音障害と診断されるか否かは最終的には医師の判断によります。

いずれにせよ、お子さんの発音について不安がある場合は一人で悩まず専門家に相談したほうがいいでしょう。

構音訓練は開始時期が非常に重要になりますので。

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