保育園における加配の先生とは?
加配保育士とは、そのクラスの担任の保育士とは別に障害のあることサポートするために配置される保育士のことです。
保育園に加配の先生がいるかどうか、その子に加配をつけるかどうかは園の方針や人員によるため一概には言えません。
しかしながら一般的には、
一人では園生活が困難なお子さん2人前後に対して、
加配の保育士が1人つくような割合が多いです。
加配保育士の意義
発達障害やその他の障害により、
保育園や幼稚園での生活を一人で行うことが難しい場合があります。
具体的には着替えや食事、トイレなど日常生活面が難しかったり、
集団行動がとれなかったりなどです。
集団の中での先生の一斉指示についていくことができない。
すぐに走って行ってしまったり、あるいは教室に入ることができない。
じっと座っていられない。
こういった場合、担任の先生だけではそのクラスをまとめていくことが難しいです。
かといって、障害のある子が保育園や幼稚園に行けないのも問題です。
集団生活の中で個別のサポートが必要な場合、加配保育士の配置が検討されます。
加配保育士は上記のように学習面や生活面、集団行動面など様々な側面からその子に合った園生活を送れるように配慮します。
加配の実際
療育に通っているお子さんで、保育園では加配の先生がついていることが珍しくありません。
そのため療育のスタッフと加配の先生は互いに情報交換をすることもあります。
いずれにせよ、
療育機関と保育園は互いに連携することが必要です。
支援の方針が真逆になってしまったら、お子さんが困ってしまうからです。
また、入園する前の段階で加配の必要性を親御さんが感じる場合は、入ろうと思っている園が加配を配置できるほど人員があるかどうかもチェックしておくと有意義でしょう。
おわりに
先生と子供といえど、やはり人と人です。
加配の先生とも相性があります。
普段から家の様子も伝えたり、園の様子を聞いたり、
親と加配の先生がコミュニケーションを取って互いを知っていくことも大切です。