言語聴覚士(ST)による「ことばの教室」
「ことばの教室」はお子さんの発達を支援する場所ですが、
ことばの教室の形態については厳密な定義はなく場所によって様々です。
どんな資格を持った人がどんな根拠に基づいて行うのか。
それが場所によって様々であるためサービスを利用する側としては良くも悪くも選択肢が多く迷ってしまいます。
そんなことばの教室においてポピュラーな形態の1つが、
言語聴覚士によることばの教室です。
言語聴覚士(ST)とは?
言語聴覚士は言葉のリハビリを専門とする国家資格です。
英語で「Speech Language Hearing Therapist」 なので現場では「ST(エスティー)」とも言われます。
言語聴覚士は病院などのリハビリに従事する人もいますが、
小児分野の言語聴覚士は発達障害の専門家でもあり、医療機関によるお子さんの言葉の発達の支援では言語聴覚士が活躍しています。
ことばの教室の種類
言語聴覚士が行うことばの教室には大きく2種類あります。
1つは医師が常勤し処方を出すことで可能な、健康保険が使える小児リハビリ。
2つ目は、言語聴覚士が独立して自由診療として行うことばの教室です。
健康保険が使えるリハビリは、医療機関で行う言葉の訓練です。
そのため費用は抑えられますが医療機関であるがゆえに手続きが厳密で、内容によっては融通がきかない場合もあります。
自由診療のことばの教室は文字通り自由診療になるので費用が親御さんの全額負担になります。
そのかわり民間ゆえの医療機関にはない柔軟なサービス体制も見られます。
どちらが良い・悪いというよりは、
どちらも長所・短所があるので使い分けと見極めが大切になってきます。
おわりに
「ことばのまど」は言語聴覚士によることばの教室です。
そしてネットを活用し離れた場所でも支援を行えることが特徴です。
ご興味のある方はぜひご利用ください。