発達障害の種類
発達障害の種類としては、
- 自閉症スペクトラム障害(ASD)
- 注意欠陥・多動性障害(ADHD)
- 学習障害(LD)
を主に指します。
発達障害の種類についての解説
発達障害とは文字通り「発達」に「障害」がある状態のことです。
そのため広義には知的障害なども含むことがあり非常に範囲が広い概念です。
しかしながら狭義の意味や世間での認識という観点では、「発達障害」は冒頭の3つを指すことが多いです。
以下、これら3つの障害について見てきます。
発達障害の3つの種類
自閉症スペクトラム障害(ASD)
自閉性障害(自閉症)やアスペルガー症候群、そのほか広汎性発達障害などを含む比較的新しい用語です。
自閉症スペクトラム障害は主に社会性や人間関係に困難さを示す場合があります。
しかしこういった社会性や人間関係に関する困難さは、どこからが「障害」でどこまでが「ちょっと変わった人」とするか線引きが難しいものです。
自閉症スペクトラム障害の「スペクトラム」とは「連続体」という意味であり、このような線引きの難しさから過度の分類は避け広く捉えるという意図があります。
注意欠陥・多動性障害(ADHD)
文字通り注意力や落ち着きに困難さがある障害のことです。
近年は「発達障害」という用語と同様に社会的に急速に認知されてきている言葉ではないでしょうか。
注意不足や落ち着きのなさは多かれ少なかれ誰にでもあります。
そのためADHDの診断に至るには、それが日々の生活や学習に深刻な影響を与えており、かつ医師の専門的な所見が必要です。
学習障害(LD)
知的な遅れがないにも関わらず、読み書き計算などの学習に明らかな支障をきたす場合を指します。
このため会話などの言語能力は正常域にも関わらず、文字の読み書きが非常に困難であるなど、発達のアンバランスさが生じます。
これにより本来はやり方次第でできることができなかったりなどして自尊心に影響を与える場合もあります。