ことばの教室で使う教材
子供達の言葉を中心とした発達を支援する場所である「ことばの教室」。
ことばの教室でよく使われる教材としては
- 一般的な文房具
- 絵カード
- 知育玩具
などがあります。
ことばの教室での学習
ことばの教室は言葉や発達の専門家による個別支援の時間です。
しかしながら使っている道具がものすごく特別かと言えばそうでもありません。
言葉の発達に限らずですが、
子供達の発達支援では「何を使うか」より
それを使って「何をするか」が大切になります。
決まった教材を使うことではなく、
その子に合わせた支援を行うことが大切です。
それを踏まえた上で、
あえてよく使う物、使い勝手のいい教材は何かと考えると先ほどのような物が挙がります。
よく使う教材
一般的な文房具
鉛筆や色鉛筆、紙やハサミやのり。
どこにでもある平易な物を使うことは基本になります。
どこにでもある物を使い学習に慣れることは、
そのまま家庭学習や学校の学習につながっていくからです。
絵カード
ことばの教室や言語聴覚士の支援で一番象徴的で、
利用者からも「それっぽく」見えるのが絵カードではないでしょうか。
絵カードは非常に種類が多いですが、大きくは
動物や道具、食べ物などの
名詞絵カードや文字のカード。
走っている絵や食べている絵、
誰かが誰かに何かをしている絵など
人の動作や状況が描かれた文法学習に関する絵カード。
集団生活の場面や
人間関係を表した、
ソーシャルスキルに関する絵カード
などがあります。
知育玩具
勉強は楽しく行うことも大切です。
勉強の合間に遊んだり、
玩具を使って勉強したり、
知育玩具を活用することも多いです。
ここで言う玩具とは例えば仮面ライダーやプリキュアなどのおもちゃではなくて、もっと古風で素朴な物が多いです。
例えばペグや型はめ。
ペグとは板にくぼみがあってそこに積み木のようなパーツをはめていく物ですね。
こういった物を使って数の学習をしたり、順番に作業をするやりとりの練習をしたりします。
おわりに
子供達との学習では、
同じ物でも工夫によって食いつくときもあればそうでないときもあります。
やはりアイディア勝負というところでしょうか。
ことばの教室に通う場合、
親御さんはどんな教材を使っているか以上にその教材をどのように使っているかを見ると参考になるかもしれません。