療育用語解説

精神障害者保健福祉手帳とは?|発達障害児の療育 用語解説

精神障害者保健福祉手帳とは?

精神障害者保健福祉手帳とは
「せいしんしょうがいしゃほけんふくしてちょう」と読みます。

精神障害者保健福祉手帳とは、精神障害を対象にした障害者手帳です。

具体的には、てんかんや統合失調症、発達障害などです。

精神障害者保健福祉手帳の解説

精神障害者保健福祉手帳は精神障害を対象にした障害者手帳です。

身体障害を対象にした身体障害者手帳、
知的障害を対象にした療育手帳。

これらと並ぶ障害者手帳の1つの種類になります。

障害者手帳の意義は公的サービスを受けられる点だけでなく、

障害があることを周囲に理解してもらうという点も大切だと思います。

一般に身体障害と比べると精神障害は「目に見えない障害」と考えられます。

そのため周囲の理解を得ることが難しかったりします。

精神障害者保健福祉手帳は身体障害者手帳以上に、目には見えにくい障害を周囲に理解してもらうことに役立つと思います。

精神障害者保健福祉手帳の実際

近年よく耳にする言葉である「発達障害」。

発達障害も精神障害者保健福祉手帳の対象になります。

つまり発達障害により障害者手帳を取得したい場合、精神障害者保健福祉手帳が候補に挙がります。

また、人によっては知的障害と発達障害の両方を持っている人もいるかもしれません。

そういった場合、要件を満たせば

知的障害と発達障害の両方を持っている人は、
療育手帳と精神障害者保健福祉手帳の両方を取得することも制度上は可能です。


利用したい公的サービスなどを検討した上で、両方取得するかどちらかのみ取得するか、あるいはどちらも取得しないかは各家庭の判断になるでしょう。

おわりに

精神障害者保健福祉手帳は2年ごとの更新義務があります。

この明確な更新義務がある点も他の障害者手帳と比較した精神障害者保健福祉手帳の特徴と言えます。

一定期間ごとにきちんと手帳を更新するにはそれなりに自己管理が必要になるでしょう。

手帳を所持している本人がきちんと管理できる場合もあるでしょうが、それが難しいケースも考えられます。

その人の状況に合わせて周囲がサポートし、本人が過不足なく社会資源を利用できるようにすることが望ましいでしょう。

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