療育用語解説

伝の心とは?|発達障害児の療育 用語解説

伝の心とは?

 伝の心とは意思伝達装置の1つで、障害を持った方が操作できるように設定された特殊なパソコンです。

 「伝の心」は「でんのしん」と読みます。

 伝の心は一定の要件を満たすことで給付対象となります。

伝の心と制度の解説

補装具とは?

 補装具とは、障害を持った方の身体機能を補うための道具のことです。

 義手や義足などがイメージしやすいかと思います。

 補装具は一定の要件を満たすことで給付対象となり、対象者は補助により補装具を購入することができます。

意思伝達装置とは?

 意思伝達装置とは補装具の1つであり、声が出せないなどのコミュニケーション障害を補うための道具と位置付けられています。

 主にパソコンなどの機器にスイッチなどが接続され、重度の身体障害を持った方でも機器操作をできるように配慮されています。

意思伝達装置である伝の心

 障害を持った方の身体機能を補う道具の内、給付の対象となる物が補装具です。

 補装具の内、コミュニケーション障害を補う物が意思伝達装置になります。

 意思伝達装置にはいろいろな機種がありますが、その内の1つが伝の心になります。

 身体に障害を持っている方が、コミュニケーションとしてパソコン使用を検討する場合、伝の心をはじめとする意思伝達装置の申請が視野に入ってきます。

伝の心の機能の解説

伝の心の位置づけ

 伝の心は意思伝達装置の中でも比較的操作が行いやすい機器の1つです。

 メールなど、遠方の方とのコミュニケーションに機能が特化している反面、通常のパソコン使用においては少し機能が物足りない印象も受けるかもしれません。

伝の心の特徴

 伝の心は制度の関係上、ソフトのみの販売は行われていません。
 パソコン本体とセットでの購入となります。
 そのためパソコンに詳しくない人にとってはインストール作業などをしなくて済むので楽ですが、反対にパソコンに詳しい・こだわりがある人にとっては機種が選べないのが悩みどころかもしれません。

 伝の心は元々メールの使用を想定した意思伝達装置ですが、近年はLINEにも対応しています。

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