発達相談コラム

子供の発達相談は誰にすればいい?

はじめに

一口に「発達」といっても、その分野は多岐にわたります。

子供の発達について専門家に相談する場合、当然ですが
相談内容に合った専門家に相談することが悩み解消の近道です。

発達相談でよくある相談内容と、それに合った専門家を見ていきます。

悩み別、発達相談

全体的に、漠然と発達に不安がある

子供の発達に不安はあるけれど、具体的にどことまでは自分でもわからない。

こういった場合は

全体的な発達については小児科の医師に相談するのがおすすめです。

やはり子供のことについて相談できる、その子のことをよく知っている医師がいることが心強いものです。

医師以外で言えば、
発達に詳しい保育士臨床心理士も候補に挙がるかと思います。

立てない・歩けない。運動発達が気になる

立つ、歩くといった基本動作の発達が遅い。

子育てでも比較的初期に見られる悩み・相談ですね。

基本動作の発達に関しては理学療法士が専門家となります。

体の使い方が不器用

体の不器用さについては作業療法士が専門家になるでしょう。

ここで言う不器用さとは運動面だけでなく、
お箸の使い方など生活に関わることも含みます。

言葉の発達が気になる

言葉が出ない、言葉が少ないなど
言葉の発達に関することは言語聴覚士の領域になってきます。

発音が気になる

同じ言葉の発達でもニュアンスが異なる発音の面。

発音の面も言語聴覚士が専門になります。

ただし先般的な言葉の遅れと、発音面だけの学習では内容は異なってきます。

コミュニケーションの苦手さ

情緒面やコミュニケーションの苦手さは、
状況によって作業療法士言語聴覚士が対応するでしょう。

はっきりとした線引きはありませんが、

運動や作業を通して発散しながら人とのコミュニケーションを学ぶときは作業療法、

言葉の発達も合わせながら、コミュニケーションを学習する場合は言語聴覚療法にて学ぶことが多いでしょう。

おわりに

子育てにおける悩みはいろいろありますが、
いずれにおいても専門家とのつながりがあると心強いものです。

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